片雲日記

あちらこちらへ

久々に本を読んだ

昨日書店で又吉の「夜を乗り越える」を立ち読みしていたら、思ったより面白くて気づけば3分の1くらい読んでいて、待ち合わせの時間にも遅れそうだったので、そのまま本を戻すのもなんだか忍びなく、結局800円くらい払って、帰り道で一気に読んだ。

高校生のころとにかく暗くて自意識が高かった私を救ったのは、逃げるように読みまくった本の山々で、あれらの何が私を救ったのか良く分からないが、今自分を構成してる自分の中の正しいと思われるような何かは、きっとそのときに培ったのだろうと思っている。

読書量で言えば高校生のころがピークで、大学生になってもぽつぽつと読んではいたが、社会人になりガクッと減り、ついにここ数年はほぼ全くといいほど本を読めず、また、本屋に言っても雑誌ばかりで、学生時分の絶頂期みたいな、とにかく知識欲にまみれてもう本が読みたくてたまんないみたいな、若いな思い返せば。そういう欲(?)そういうのが消えてて、ただもう面倒くさい、タイトル見てもなんか面倒くさそうだし、理解する体力がないみたいな、とにかく自堕落で甘えきった考えが続いていて、これはやばいな、どうにかしないと俺駄目になるなとずっと思っていたので、

昨日「夜を乗り越える」を一気に読めたのはとてもうれしいことだった。

人の文章をどうこう言える能力は私には無いが、とにかく自分の思いとか言葉を誠実に伝えようとしている姿勢が伝わってきて心地よかったし、あと、読んでて思い出したのは、いろいろ本読んでると、人ってあらゆること考えてるんだなと思うし、その善悪はあってもその考え方を受け入れられなかったら物語りは進まないし、「まあそんなこともあるのかな」ってスタンスが本を読むうちに自分の考えの根本をなしてて、それで弱かったり強かったりするんだろうなとか思った。

何が言いたいのかよく分からんが、とにかくまた読書が出来たことは重要なことで、早速、「夜を乗り越える」で紹介されていた、古井由吉の「杳子・妻隠」を買って読みはじめた。3日坊主は俺の少ない才能のひとつだが、今回はその才能は封印していきたい。とにかく本を読む男になりたいのだ私は。そんだけ!

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)